働くことから逃げ続けた分だけ、
末長く仕事をしたい

2016.09.05

発売以降、各国の吃音者に読まれている『吃音を生きる』。自身も吃音者であり、翻訳をした辻 絵里さんの生き方とは?

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働くことから逃げ続けた分だけ、末長く仕事をしたい

キャサリン・プレストン著『吃音を生きる(原:OUT WITH IT)』を2014年に出版できたことが、何よりもハッピーなことだと話す。

「吃音に関する海外の本を翻訳することを目指していました。高校生の頃から、翻訳家になりたいという夢があったので、20代後半から、具体的に吃音に関する海外の書籍をアマゾンで調べ続け、2013年にキャサリンさんの『OUT WITH IT』と出会いました。

 

それまで読んできた本とは違っていました。女性の吃音者が書いたということが新鮮でした。自分が経験してきたことが著者の経験とかなり重なっていて、衝撃を受けました。

 

すぐに“この本を翻訳したい。すぐに企画書を書かないと、翻訳権を別の翻訳者や出版社が取っちゃう、早くしないと”って焦りました。」

 

 

念願の翻訳本を出した後も、自身に特に変化はなかったという。

 

 

「吃音に関する考え方も変わりませんし、環境でも変わったことはありません。しかし、海外の本を訳したいという想いが20代後半からあって、それが、39歳で遂に叶いました。

 

それまで翻訳の仕事はいくつかしていましたが、翻訳書として出すのは初めて。それも思い入れの強い吃音の本。私の最初の本です。感無量でした。この達成感を得たことが何より嬉しいです。」

今後も翻訳者としての意欲も見せる。

 

 

「会社勤めを続けながら、翻訳書を出していきたいです。20代に働くことから逃げ続けた分だけ、今後は、末長く仕事をしたいと思います。社会の中で、なかなか理解されづらい問題を抱え続けた当事者の自伝を翻訳していきたいです。」

 

 

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